QP-Days 帰って来た井上ルドルフ
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管理人が観たミュージカル、ストレートプレイなどの観劇記です・・・最近は福本漫画成分増量中。
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帰って来た井上ルドルフ
別サイトの日記で書いた分から転載してます。
久しぶりのブログネタがこんなのでスミマセン。
こちらも10月になったらちょっと整理します。ホントは9月の『エリザベート』用に始めたんだけど、全く目的を果たせないですね。


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普通は絶対帰れない定時2分過ぎで会社を飛び出し、帝劇へまっしぐら!
開演2分前にゼーゼー言いながら劇場到着。ロビーにも人がほとんどいないよ?。

観て来ました。井上ルドルフ復活公演。
今日のマチネから戻って来た井上くん。19日までのソロコンで毎日少しずつお披露目、というか予告編?いや・・・NG集?(笑)な状態でちょっとだけ雰囲気は見せてくれていた訳ですが、実際に通して動く姿は2001年の秋以来だから4年ぶりだね。

とりあえず一言。
初演、再演でこのミュージカルに腐女子を大量に釣り上げてたのはやっぱり君かー!?
いやー、井上ルドルフって特別だわ。どこがと言われると困るけど、なんかイロイロ。
最初の霊廟シーンでのソロで『♪ママと僕は似ている 分かりあえるはずだった』をフワッと柔らかい声と少し微笑んだ顔で歌ったところで『おおー』と思い、陛下との対立で真直ぐ父親の姿を見つめ、市民の前から立ち去る彼の行動をちゃんと追っているところにグっときた。
『闇が広がる』は山口トートと井上ルドルフって組み合わせだけで、なんか泣きたくなる位に気持ちがグラつく。多分マチネで内野トートとの組み合せを観た初演からのファンの人たちも同じ気持ちだったんじゃないだろうか。

以前のようなトートに頼りっきりで『オイオイ、その笑顔はなんだ!喜びすぎだろ!』なところがなくなって、ルドルフの孤独と焦燥感が奥行きを持って表現されるようになったのも嬉しいなぁ。
大人になったな、井上ルド・・・とちょっと感慨深い。

ソロコンで気にしていたダンスもイイ感じでした。全体にまだ振りが馴染んでないように見えたところもあるんだけど、踊り過ぎない感じがわりと井上ルドの出す雰囲気にはあっていたと思う。(なんだ、このフォローは)

私の席位置が悪かったのか、マイクの音量バランスが悪かったのか『闇が広がる』の1番はルドルフの声が大きすぎでした。でも井上君も声量はついたから次は山口トートと声でも真直ぐぶつかれるようになったよね。

井上ルドルフはママにはとても優しい息子でした。
彼女の気持ちを理解しているかのようの務めて優しく接しようとしているかのように声をかけていて、なんだろうな・・・怪我をした小動物を手の平で優しく撫でる子供みたいな雰囲気?
ママの側にずっといられたのなら、幼いルドルフは一生懸命ママを慰め、パパには出来なかった分も助けて守ってあげたいと思っていたのかなーと短いやりとりで、感じさせるルドルフ。

一路シシィの『久しぶりなのよ』の台詞には別の意味でも泣かされそうになった。(><。
ルドルフの思いを超えたところに既に行ってしまっていたシシィの心の鏡には、自分の分身である息子の姿も映らなくなっていて・・・闇に取り込まれるルドルフ。

井上ルドルフは衣装で首のカラーがない?暑いからつけてないのかなぁ?
井上君の首まわりがやけに開いてるなーと思っていたんだけど・・・ルドの衣装は赤い立て襟の内側にもう1つ青いカラーがついていて喉部分を隠すハズなんだけど何故か井上くん、ついてません。ハンガリーのダンスの時に外れちゃっただけか?
さらに、青衣装の下の白シャツの前も開け過ぎ・・・半分位開けてたよ。(笑)

ダンサーズたちの翻弄されるマイヤーリンク。
あー、ここだよ。井上ルドルフって襲われ方が上手いっていうか・・・妙な無防備感があるのか、痛々しさの質が他のルドルフたちと違うんだな。
今回はダンサーズに心臓をえぐりだされるイメージのところや突き飛ばされるところで少し声を出していたりする(軽い悲鳴のような息を飲むような声です)のもルドルフの苦しみに拍車をかけてます。
金トート。目の前に現れたトートはルドルフの真正面から彼の顔を覗きこむように近付いてくる。足が動かないみたいにギリギリまで動けないルドルフ。
間一髪でトートに背を向け逃げ出すけれど、すぐに背後から捕らえられてまた動けない。
逃げるでもなく、抵抗するでもなく、怯えるでもなく。
トートの瞳に引き寄せられて、そのまま自分から堕ちる感じ?
そのままほっといたら、自分からトートにキスしにいきそうな雰囲気があるんだよ、
彼のルドルフは!(腐った視点でスミマセン・・・でも、そうなんだもん)

銃の受け渡しが上手くいかなかったのかな。ちゃんと手で受けられなくて曲げた肘の内側に押し込まれた感じでした。ボーっとした顔でそれを見つめた後で、安らかな笑顔で引き金を引く。
『はやく楽になりたいんだ』って声が聞こえるみたいでした(ToT)

井上ルドルフは自分で考えよう、ちゃんと決断しよう!としているみたいな感じです。
この回の陛下が『何かを決断しないこと』がモットーのような石川フランツだったこともあってか、父子の違いがかなり出てます。そこへ山口トートが『考えさせない、私の望む方向へ進め』と後ろからルドルフの視線を固定させて操る感じね。

初演、再演でもそうでしたが井上ルドルフ版は父子の関係性がとても色濃く浮かび上がる感じがします。井上ルドルフだとトートとも友人格よりも疑似親子な関係性が見えやすいんだよな。
皇太子であるということ、息子であるということ、反面教師的なフランツの影とある種の理想像としてのトートの姿の三角形がクッキリしてくるのね。(浦井くんだと母子関係、パクさんだと個としての家族性が強い気がするのです)シシィ・フランツ・トートの基本の三角関係に+される要素のルドルフではなく、シシィ・トート・ルドルフの疑似親子、ルドルフ・トート・フランツの父性関係というような別の関係性も強化されて出て来て面白いなぁと思うのです。

井上ルドレポになっちゃったな。
まあ、いいか。客席の雰囲気もちょっとお祭りっぽかったです。
ちびルドは塩野くんでした。塩野君は日に日にメイクが濃くなってないかぁ?
今日は目の上のブルーのシャドウがかなり濃かったぞ(笑)
井上君になんとなく雰囲気が似てるかな。
歌詞に感情を乗せるのがまた上手くなったなぁと思いました。

一路シシィは今日は前半はもの凄く子供っぽかった!石川フランツ相手だとお子さま度が増すのかな。17日みた時はまるで妖精の取り替えっ子みたいな雰囲気だったシシィなのですが、今日はかなり人間に戻ってました。
彼女自身が心の深いところで『死』に魅入られている雰囲気がグー!
その他の人と違う世界を持つ部分にフランツや周囲の人々はまるで魔法にかけられたかのように引き寄せられ、ある種の狂気を産み出していく感じ。
ヴィンディッシュ嬢たちを見て、自分の今の姿を認める彼女は強い人だと私は思う。
シシィは何かから逃げている弱さと同時にそうした自分を見つめる強さも持っているんだよなぁ・・・今年のシシィはその部分が強くなっていて好きだなぁ。


山口トートは今日はエコー控えめでした。(私の席ではほとんどエコーかかってないように聞こえたなぁ)
例のハンガリー部分は『嘆き』にふったみたいですね。シシィの悲しみとシンクロするような泣いているみたいな声で出だしだけ入って、そのままサーッとトートの声に持って行く感じでした。けれど、これでも休憩時間には『山口さん変な声』というお客さんの声がチラホラ。
けれど、今期はコレで通したいんだよね、山口さん。

今日のトートは偉大な王様って感じでした。側に立たれるだけで自然と背筋が伸びるみたいな清しい空気感を伴いつつ、ちょっと策略家。ちっぽけな人の常識や倫理観や価値観とは別のところにいる感じで、魅力的だけど少し得体がしれないもの。
姿を捕らえようとすると形がつかめない存在みたいで不思議な感じ。
目の前にハッキリ姿は見えているんだけど、ホログラフみたいに触れたら実体がないような雰囲気だったので、最後にシシィがその存在を確かめるかのように彼を抱きしめるところで、妙に感動。

石川フランツ。
禅さん・・・シシィの魅力にハマりすぎ。シシィを失う事、彼女に嫌われることを極端に恐れ本当に全てを捧げ続ける感じが泣けるのよ。
『皇帝は何も決める必要はありません』と叩き込まれたはずの彼が唯一自分で決断した『シシィを愛し続ける』事の誓いは重過ぎです。
実は今日は『あなたが側にいれば』でウルっと来てしまったのです。だって、石川フランツってば1人で不安は抱え込んで、シシィには満面の笑顔で接してこれからの暗い部分は極力見せないように!って気をつかっているみたいだったんですよ。

シェネラーに熱狂する人々を見ても何かを『決断する』事が出来なかった彼の姿に息子は絶望し、別の道を進むのね(ToT)
『夜のボート』でシシィとも違う道を1人で歩いて行かなければならないと理解した時も静かに頷いて、全てを受け入れるのよ。そして、顔をあげを自分の道を真直ぐ見つめるフランツ。(史実のフランツのシシィ没後の人生を思うとまた泣ける)

『悪夢』ではボーっとしていてルキーニにされるがままに引きづり回される姿がツボです。今日はその途中で上から見下ろすトートとモロに目があったようで、蛇に睨まれた蛙状態でブルブルとその場で固まっていましたね。ガイド役のルキーニが次の見せ物へ連れていかなければ、そのままヘタリこんじゃいそうだった。


革命家チーム。
今日は革命家チームがとってもキラキラとして見えました!
カフェでの周囲への警戒を怠らない態度、密談に相応しい抑えた低めの声、彼等の思惑とは反対にハプスブクルクの支配を熱狂的に受け入れる人々への戸惑いと怒り。
私の求めていた革命家たちの理想の姿がそこに?(苦笑)
2004年版からの革命家チームは田舎から出て来た素人集団がトートのおかげでなんとか形になった風だったのが不満だったのですよ。革命も失敗して当たり前!みたいなのがちょっとね。けれど、今日のチームなら30年がかりの悲願達成も夢じゃなかったかも、トートの裏の策略さえなければ、な感じが良し!
野沢ジュラがカッコええー。

マダムの館で最近ムチの音がちゃんと出てる。ムチが壊れるくらいに伊東さんが練習をした成果なんでしょうか(^^;
ここでのグリュンネ伯爵は去年は相当遊び慣れた雰囲気で、娘さんたちの誘惑にも『その程度じゃダメダメ』ってあしらった末にマデレーネを選ぶみたいだったのに今年はどの子に迫られてもメロメロさん。シュヴァルツェンベルクは隅で次回の約束してる姿が可愛いのぅ。
今日のロミーちゃんはマダムにおねがりした後で冷たく追い払われたけど、悪魔っぽい笑い顔で返してましたわ>Mさん

あと3回。もう3回。まだ3回。

ブログ移動前の他の日の『エリベート』観劇レポはコチラで!

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